Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://171717171717.blog116.fc2.com/tb.php/84-816f4e06
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

2つの裏話。

最近の、心の残った出来事をふたつ。



エピソードその①。


前回の記事で、配属先で送別会をしてもらったと話しましたが、
そのひとコマ。

一年前くらい・約3ヵ月間・週に一度、
私は配属先のリサイクル部署(障害をもった青年・成人がリサイクルのための紙を仕分けをして働いている部署)
にいる、脳性マヒのエリックくん(19)のもとに通って
一緒に簡単な勉強や工作・一緒に絵を描いたりして過ごしていました。
彼はとても明るく好奇心旺盛な性格でいつも楽しく過ごしました。

エリックくんのお母さん・弟も同じ配属先で働いているので、
家族ぐるみで仲良くしてもらっていて、
休日などに彼らの家に遊びに行って
お昼ごはんをごちそうになったりしていました。


送別会の時、配属先の各部署から、順番にメッセージとプレゼントをいただいたのですが、
トップバッターがエリックくんのいる部署。
その部署は、絵画を売って販売もしている。

彼らからのプレゼントが、
なんとエリックくんの初めての絵画作品だった。


鉛筆や筆を持つことも困難な彼だけれど、
一生懸命一生懸命、筆をとって、いろんな色をつけて、
ニカラグアにいるかわいい鳥を描いてくれました。
彼らのその心遣いに、感激。。
正直、彼がそんな素敵なものをつくってくれるだなんて想像もしていなかったのです。
可能性は、無限大!


そのあとに私の活動の評価会をしたのですが、
その場で施設長さんが彼の絵のプレゼントについて話し始め
彼らの心遣いとエリックの努力に感激し、目に涙をためていました。

私はそれにびっくりしました!!
とても性格のきつく厳しい、あの施設長が、涙を見せているなんて・・・!
最初で最後に見た、施設長の涙。
その涙に、施設長の熱くやさしい、ニカラグアの人々への思いを感じて
こちらも目頭が熱くなりました。


そして、先週末にお別れのあいさつのためエリックの家に訪問したところ、
なんと、彼は熱心に絵を描いていました。

これまで家を訪ねた時は、いつもソファに座ってテレビを見たり音楽を聴いたりしてるだけだったのですが、
そのとき彼はすごく集中して絵具で絵を塗っていました。
いとこの少年が筆を洗ったり、「どの色にする?」とたずねたり
彼を助けていました。
どの色を塗りたい、この色を混ぜてほしい、など彼が必ず決定。

やりがいを見つけた彼と、
そのやりがいを実行する彼を助ける家族の姿がそこにありました。

「はぁ~~~・・・」と
感激して、言葉になりませんでした。

このために学びはあるんだなぁ。




もうひとつのエピソード。


私が配属先にやってきてから一年半一緒に働いた、グロリア先生(57)。

彼女は私の活動部署の創設時から働いていた教育担当者、責任者で
彼女は昨年末にうちの配属先を去りました。
いろいろ配属先内でもめたそうです。

たしかに、彼女は長年の経験や性格から頑固なところがあって
なかなか外からの意見に柔軟に対応することが難しくもあり
私の活動先をリニューアル、より教育的なもの、柔軟なものにしていくためには
施設長の「いずれにしろ彼女はなにかしらの形で配属先を去らねばならなかった」
という発言は、組織からみれば正直納得できるのですが、

個人的には、ニカラグアに着いた当初、いろいろしんどかったころから
一緒に関わって私をあたたかく受け入れてくれた人であり
強い姿勢ではあるが、心底では教育者として子どもを愛している人であり
心情的には2年間一緒に働いていたかった、
彼女が配属先を去るのはすごく悲しかったのです。


けれどもちろん私や他の職員の悲しい気持ち以上に、
グロリア先生にとって10年間働いてきた配属先を不本意に去らなくてはいけなくなったということは非常に悲しく受け入れがたいことであり、
相当苦しんでいました。
彼女が去る1週間くらい前は、目に見えて彼女の状態が良くないとわかるほどでした。
眠れない日々が続き、泣いてすごく日々、カウンセラーにもかかっていたそうです。


彼女が配属先を去って3カ月ほどたった2月、誕生日のお祝いのために彼女を訪ねたときに
当時の状況を切々と語ってくれました。
なかなか仕事も見つからないのだ、と言っていました。


これまた先週末、彼女にお別れのあいさつに行ったところ、

驚きました。
彼女は家で商売を始めていたのです。
日本でいうところのコンビニでしょうか、
もっと規模は小さいですが生活食料雑貨品を売っているお店を始めていました。

教師一本で働いていた彼女に姿を知っている私にとって、
彼女がそのお店でほそぼぞと働いている姿を見て
なんとも言えない気持ちになりました。
始めは正直、「あのグロリア先生が・・」とちょっと寂しくも感じましたが、
凛として働く彼女の姿を見ているうちに
なによりも、人生に対するたくましさを感じました。

彼女が日ごろから言っていた、
「人生において“学び”はいつまでも終わることはない」
という言葉を思い出しました。

57歳という歳であっても、彼女はまた新たな自分の人生を歩き始めているのです。
そのお店は、彼女の人柄・人望もあってか
とても繁盛しています。

いろいろお話をして、たくさんの愛情をもらって、
お別れをしました。
グロリア先生から学ぶことは多かったです。





ニカラグアは、本当にたくさんのたくましいエピソードにあふれています。







スポンサーサイト

0件のコメント

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://171717171717.blog116.fc2.com/tb.php/84-816f4e06
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Extra

プロフィール

Author:PONPANMAN
1987年3月生。
小学生の頃から、“変人になりたい”と切望。現在まだ、変人になりきれない凡人。たくさんの人間に恵まれて、ここまで大きくなりました。そして高校の時からなぜかあだ名が“ポン”に。現在、横浜の某大学を休学して、青年海外協力隊として二カラグアに在住。

最近の記事

最近のトラックバック

カテゴリー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。